2012年1月29日日曜日

小学校の英語必須化

以下は、ツイッターに投稿した内容です。

小学校の英語必須化

【英語1】2011年度に、英語が小学校5年生から必須化された。その目的は、国語や外国語活動など言語系の科目だけでなく、理科や社会などすべての教科で「言語力」「コミュニケーション力」を養うこと。今の子どもたちは、ことばによるコミュニケーションが苦手。

【英語2】コミュニケーション能力の低下は、小学生に限らず、中学生、高校生、そして大学生にも波及している。現代は、コミュニケーションの主な形態はメール。それも友人同士が短い単語や絵文字で意思を伝達する。従って、相手にきちんと説明をすることが苦手な子どもは多い。

【英語3】小学校の英語必須化には、コミュニケーション能力を向上させると言う目的がある。それでは、小学校の英語教育は、言語力向上に役立っているの か? 結論から言うと役立っている。英検を例に説明すると、以前は小学生で英検5級を取得すると、「へぇ~英語勉強しているだ」と言う評価だった。

【英語4】小学生で英検3級を取得すると、「英語が得意なんだ」と言う評価になる。所が、最近家の学校では、帰国子女ではなくても、小学生で英検準2級に合格する生徒さんが増えてきた。これは、小学校の英語必須化に起因する所が大きい。

【英語5】小学校5年生から英語の授業があるので、「子供に苦労をさせたくないから早めに英語の学習をさせる」と言う保護者様が増えた。小学校1年生~2年生で英語学習を開始する児童が以前と比べて多くなった。小学校低学年から真面目に3~4年間学習すると、当然英検準2級に合格する児童が増える。

【英語6】英検、準2級は、高校1年生レベル。高校1年生は、中学1年から4年間英語を学習する。同様に小学生でも、4年間英語を学習すると、英検準2級に合格できる児童が増える。それでは、英検準2級で、コミュニケーションレベルを高める事ができるのか?

【英語7】当校の生徒さんの場合、英検準2級を保持している生徒さんのコミュニケーション能力は高い。英語圏の小学校低学年生位の会話力はある。それは、同時に会話練習も行うから。但し、小学校の英語教育は、ALTの確保等まだまだ発展途上。